1998年 総会記念シンポジウム報告書「医療被害者の救済システムを考える」

1998年5月30日開催 価格500円(消費税別途)

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1998年 総会記念シンポジウム報告書 目次

はじめに

1.医療事故被害者救済システムの概要と問題点

名古屋弁護士会 池田伸之

1)医療事故の実態

2)医療過誤訴訟の現状と問題点

3)日医医師賠償責任保険制度の現状と問題点

4)医薬品機構の現状と問題点

2.業務上(公務上)災害の補償システム

名古屋弁護士会 水野幹男

1)労働災害における補償システム

2)どういう紛争が多いか

3)認定制度上の問題点

3.海外における医療被害者の救済システム

福岡大学法学部教授 朝見行弘

1)損害賠償による救済の問題点

2)スウェーデンの患者保険制度

3)ニュージーランドにおける補償制度

4)アメリカにおける出産事故補償制度

4.医療被害防止・救済センター構想

名古屋弁護士会 加藤良夫

1)センター構想の提案

2)センターのねらい

3)基本的な視点と内部機構

4)センターの活動

パネルディスカッション

1.補償金の財源

2.提訴権の債券化、会員制保険

3.補償と別に賠償責任を追及できるか

4.日医医師賠償責任保険の改革を

5.過去の事件は救済されるか

6.求償免除の判断は誰がするのか

7.自治体による示談斡旋センター・

8.求償システムの問題

9.悪質な医師・医療機関の情報公開

10.日本における総合救済システムの可能性

11.無過失責任の問題