医療過誤 鑑定書集 第5集

1994年1月20日発行 通巻第5号 価格6000円(消費税別途)

ご注文はこちらからどうぞ。

医療過誤 鑑定書集 第5集 収載事例一覧

産婦人科

1

誘発分娩中、子宮破裂、児が重篤な脳性麻痺

2

子宮筋腫の手術を受ける前日に脊椎クモ膜下出血が発生していたが、ヒステリーによる症状と考えられて、子宮筋腫の手術が行われたため、クモ膜下出血に対する治療が遅れ、下半身麻痺の後遺症が残った症例

3

骨盤位分娩のため、児頭が容易に娩出されなかったケースで分娩麻痺による左上腕神経叢麻痺が発生した症例

4

陣痛誘発剤を投与され、胎児が徐脈仮死産から水頭症を惹起した症例

5

前々回帝王切開術の既往のある妊婦に陣痛誘発剤を投与し子宮破裂し胎児は胎児仮死となって脳性麻痺その後死亡した症例

6

お産による脳性麻痺

7

妊娠中毒症から帝王切開により分娩後、子癇発作を起こし重篤な脳障害

小児科

8

「心室中隔欠損症」の手術を受けた患児が、病院の看護方法の手落ち、呼吸困難に陥った際の不適切な処置により、心不全で死亡した事例

外科

9

虫垂切除のための脊椎麻酔中に、ショック状態となり、7日後に死亡した事例

10

脳出血の手術後9日目に吐血しこれを誤飲して窒息死

11

後頭部の腫瘤(良性)切除手術のために施行した全身麻酔術中にショック状態に陥って植物状態となり2年後に死亡した事案につき、換気不全の原因が気管内チューブの食道挿管にあると推定する旨の鑑定

12

脊髄動脈奇形(AVM)の診断下にその摘出術を受けた患者に、両下肢痙性麻痺、直腸膀胱障害が術後後遺した症例

13

生後51日目に、かんとん歴のないそけいヘルニア患児に対し、マスク麻酔下で手術を行い、術後にけいれん重積状態を起こし、脳障害を後遺した症例

14

頸椎の進行性狭窄と診断され後頭下減圧開頭および第1頸椎椎弓切除の手術直後から、四肢不全麻痺、自発呼吸の機能低下等になった(その1)

15

頸椎の進行性狭窄と診断され後頭下減圧開頭および第1頸椎椎弓切除の手術直後から、四肢不全麻痺、自発呼吸の機能低下等になった(その2)

16

乳癌生検の誤診後、乳癌を発症し、生検後4年8ケ月で死亡した症例

17

脊柱後側彎症の治療のため矯正手術を受け、下半身麻痺を生じた患者に、術中モニタリング(ウェイク・アップ・テスト)を実施すべきであったとされた症例

内科

18

人間ドックの便潜血検査で陽性(+)と出ていたが、精密検査受診の指導がなされなかったため、S状結腸ガンの発見が遅れ死亡した例

19

全身性エリテマトーデスの療養中、髄膜炎を併発して死亡

20

冠動脈拡張剤等の投与を一気に中止して、狭心症を誘導し、かつ心電図上の虚血性変化を見落とし、適切な措置を施さず、心停止に至らしめた症例