2005年10月1日発行 通巻211号
ドクターインタビュー
循環器医の目から見た医療と裁判の問題点
湘南東部総合病院 心臓病センター長
三宅 省吾(みやけ しょうご) さん
三宅先生は、循環器内科医として、弁護士からの相談に応じられたり、弁護士に医学研修を実施する等されており、医療訴訟について造詣の深い先生です。今回は、そのような立場から、現在の医療及び医療訴訟に対するお考えを伺いました。
ききて 若柳 善朗弁護士(第二東京)・木下 正一郎弁護士(東京)
判決速報
未破裂脳動脈瘤の予防的手術で後遺症を残したケースについて説明義務違反を認め、後遺症との因果関係も肯定した事案
坂野 智憲弁護士(仙台)
症例報告 その1
横隔膜ヘルニア術後イレウス解除術中に心停止をきたして女児が死亡した事例
阪本 康文弁護士(和歌山)
症例報告 その2
腰椎麻酔及び硬膜外麻酔下に経腟子宮全摘術を受けた後、麻酔手技を原因とする脊椎出血による神経圧迫によって下肢麻痺、神経因性膀胱等の後遺症が生じた事例
堀 康司弁護士(愛知県)
症例報告 その3
女児の腹部膿瘍を尿膜管癌と誤診したまま片側卵巣等の拡大切除を行った事例
堀 康司弁護士(愛知県)
症例報告 その4
横行結腸の虚血性大腸炎による壊死・穿孔によって汎発性腹膜炎を発症して死亡した事例
多田 元弁護士(愛知県)
投稿
名古屋大学医学部附属病院講演録 医療の安全を願って―医療事故被害者家族の願い
稲垣 克巳
嘱託日誌
義務的報告制度、第2回報告の内容
園田 理弁護士(愛知県)