2007年7月1日発行 通巻232号
ドクターインタビュー
お産の安全と産科医不足~無過失補償は患者救済の視点で
エンゼル病院 産科医
下川 浩(しもかわひろし) さん
下川先生は、九州・山口医療問題研究会の会員であり、産科医療事故については頼りになる協力医です。昨年設立された患者安全推進学会の理事でもあり、かつ、北九州市医師会の役員として地域の産科医不足問題の解消にも取り組んで来られました。
ききて 小林 洋二(福岡県弁護士会)
症例報告 その1
予定日後の胎児の状態を確認せず、子宮口開大後の経過観察を怠り、徐脈があるのに陣痛促進剤投与の下で実施された経腟分娩の結果、児に低酸素性脳症による重度の後遺症が残存した事案
堀 康司(愛知県弁護士会)
症例報告 その2
腰椎椎間板ヘルニアに対する手術中、馬尾神経切断で後遺症が残った症例
高橋 敬幸(鳥取県弁護士会)
医療事故情報センター 正会員総会報告
平成18年度決算報告 平成19年度収支予算 事業報告/事業計画/役員
医療事故情報センター総会記念シンポジウム報告
「安全な産科医療をめざして~医療体制のあり方を中心として」に参加して
横山 貴之(愛知県弁護士会)
症例報告 その3
医療過誤と裁判の決断
稲垣 克巳
嘱託日誌
産科医療補償制度の検討進む~補償対象の議論は難航か?
堀 康司(愛知県弁護士会)