センターニュース2012年4月号 

2012年4月1日発行 通巻289号

ドクターインタビュー

市民のこころの健康を守る ~取り組みと課題

京都市こころの健康増進センター所長

波床 将材(はとこ まさき)さん

 

波床先生は、京都市の精神保健福祉センターである「京都市こころの健康増進センター」の所長として、精神保健福祉行政を陣頭指揮されています。今回は、精神医療分野での患者の人権擁護の問題や自死遺族の支援に関する行政の取り組みなどについてお伺いしました。

ききて 長谷川 彰(京都弁護士会)

弁護士リレーエッセイ

つくば医療問題弁護団発足

横田 由美子(茨城県弁護士会)

判決速報

医師等には、診療契約上のてん末報告義務の一環としての診療記録開示義務があるとして、診療記録の開示を拒否した医師の債務不履行責任を認めた事例

石田 光史・橋本 良実・藤岡 孝司・緒方 枝里(福岡県弁護士会)

症例報告 その1

膝関節変性症(半月板損傷)で内視鏡下で半月板切除手術中に膝窩動脈を損傷して慢性閉塞性動脈硬化症となり左膝の屈伸屈曲が十分にできなくなり正座も不可となったケース

向 和典(鹿児島県弁護士会)

症例報告 その2

常位胎盤早期剥離の徴候があるのに、これを疑うことなく胎児心拍数モニタリングおよびエコー検査を怠って漫然とウテメリンを投与し、異常所見を看過したため、緊急帝王切開術開始時期の遅れにより新生児死亡に至った事例

青山 雅幸(静岡県弁護士会)

書評

『医療の安全を願って 克彦の死を無駄にしないために』風媒社 2011年12月発行 定価1,575円(本体1,500円)版型=四六判上製・260頁 ISBN: 4-8331-5232-7

中根 祐介(愛知県弁護士会)

情報センター日誌

行政処分と有罪判決~変わらない運用がもたらすものは?

堀 康司(愛知県弁護士会)