2012年6月1日発行 通巻291号
ドクターインタビュー
がん患者のためにわが国の薬物療法のレベルを上げたい
愛知県がんセンター中央病院
薬物療法部部長
室 圭(むろ けい)さん
室先生は、愛知県がんセンター中央病院薬物療法部の部長として、がん薬物療法にあたるとともに、抗がん剤の臨床試験にも取り組んでおられます。昨年11月、がん薬物療法の均てん化をめざしてNPO法人を立ち上げられました。その設立の趣旨やがん治療への思いなどをお聞きしました。
ききて 加藤 良夫(愛知県弁護士会)
弁護士リレーエッセイ
医療事件に対する私の思い
吉澤 宏治(山梨県弁護士会)
症例報告 その1
一絨毛膜二羊膜性双胎(MD双胎)で妊娠28週で緊急帝王切開したところ、双胎間輸血症候群(TTTS)により2児とも脳室周囲白質軟化症(PVL)、脳性四肢麻痺の状態となっていたことについて双胎管理責任を問題としたケース
向 和典(鹿児島県弁護士会)
症例報告 その2
小児悪性リンパ腫に対する外来化学療法にあたり、抗がん剤投与当日の生化学検査結果を確認せず重篤な副作用を看過し、投与を続行したため副作用である急性膵炎及び糖尿病で死亡した事例
甲斐 みなみ・越田 英理(大阪弁護士会)
症例報告 その3
健康診断を受診し、血液検査のための採血をしたところ、採血後に穿刺部痛、穿刺部位の腫脹、左前腕屈側の血腫形成及び左手指のしびれ等の症状が出現し、左正中神経不全麻痺、CRPSの後遺症が残存した事例
久保 晴男(愛知県弁護士会)
情報センター日誌
補償対象者数は想定を下回る?~産科医療補償制度の見直し検討始まる
園田 理(愛知県弁護士会)