2013年3月1日発行 通巻第24号 価格6000円(消費税別途)
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医療過誤 鑑定書集 第24集 収載事例一覧
産婦人科
1
切迫早産、絨毛膜羊膜炎の診断にて入院した妊娠31週3日の妊婦が塩酸リトドリンの継続投与を受け、15日目に肺水腫にて死亡するに至った事例
2
常位胎盤早期剥離の徴候があるのに、これを疑うことなく胎児心拍数モニタリングおよびエコー検査を怠って漫然とウテメリンを投与し、その後も異常所見を長時間看過したため、緊急帝王切開術開始時期の遅れにより新生児死亡に至った事例
外科
3
左右両側の脳動脈瘤頸部クリッピング術の後に脳梗塞を発症し、弛緩性右片麻痺等の後遺障害が残存した事例
4
直腸癌の手術後、死亡した事例
5
シャント不全を腸炎と誤診され、治療が遅れ、重度の脳障害で後に死亡した事例(その1)
6
シャント不全を腸炎と誤診され、治療が遅れ、重度の脳障害で後に死亡した事例(その2)
7
胸部大動脈瘤人工血管置換術後、脳梗塞を発症し後遺障害が残存した事例(その1)
8
胸部大動脈瘤人工血管置換術後、脳梗塞を発症し後遺障害が残存した事例(その2)
9
PCI(経皮的冠動脈形成術)治療中に、心拍数及び血圧が急激に低下し、その約4時間後に死亡したケースでPCI手技不良が争われた事例
内科
10
MRSAの院内感染について病院に感染症治療上の過失責任が認められた事例(その1)
11
MRSAの院内感染について病院に感染症治療上の過失責任が認められた事例(その2)
12
66歳の男性患者が胃透視検査を受けたところ、腸内に滞留した造影剤のため、S状結腸に穿孔を発症した場合に、前記検査の後に下剤を投与しなかった医師の過失が認められた事例 【判決文併載】
13
医師の超音波による腹部の検査義務違反と患者の死亡との間に因果関係は認められないが、同医師が検査義務を尽くし、早期に適切な措置をとっていたら、患者が死亡時点において、なお生存していたであろう相当程度の可能性があったとして、病院に慰謝料金200万円の支払いを命じた事例【判決文併載】
14
早期胃癌手術時に約半年間服用していたステロイドホルモンを中止し、重症SIRSにより死亡した事例(その1)
15
早期胃癌手術時に約半年間服用していたステロイドホルモンを中止し、重症SIRSにより死亡した事例(その2)【判決文併載】
16
鑑定において死因を肺血栓塞栓症とされた事例
17
心エコー検査の設備のある他病院への紹介の必要性を否定した事例【判決文併載】
18
誤嚥性肺炎で急性期病院に入院していた患者が、治療終了後、被告療養型病院に入院した。入院後、誤嚥性肺炎を発症させ、その後、重症化にもかかわらず、転医の措置も取らなかったため、患者家族が急性期病院に自力転医させ、17日間にわたり、適切な抗生剤治療等がなされたが、死亡した事例
19
医師にCT検査の意義について情報提供し、その実施を勧めるべき義務違反があったとしたが、患者に糖尿病の重篤な合併症があり、手術等をしても根治する可能性が低く、早期段階で癌の治療が実施されていても患者の生存の可能性は高くなかった(鑑定)とした事例
20
生理食塩水、ソル・コーテフ、キシロカイン等の投与、誤った栄養管理(低カロリー・ノービタミン)によって、肝硬変患者が死亡した事例