センターニュース2013年6月号

2013年6月1日発行 通巻303号

ドクターインタビュー

乳がん検診の質の確保・向上に向けての取り組み

国立病院機構名古屋医療センター 放射線科部長

遠藤 登喜子 さん


医療事件の中にはレントゲン写真等の画像の所見を見落としたケースもあり、各医師の画像読影能力には大きな差が存在していると感じてきました。「マンモグラフィ」については、画像読影のクオリティが確保されているといわれています。そこで、乳がんの検診システムがどのように構築されたのかという点を中心にお聞きしました。

ききて 加藤 良夫(愛知県弁護士会)

弁護士リレーエッセイ

富山医療問題研究会の相談窓口から

福島 武司(富山県弁護士会)

症例報告 その1

胆管内の異物除去のために施行されたESTにより重大な出血及び穿孔が生じ、止血の目的で施行されたPPPD後の縫合不全によって患者が死亡した事例

木村 謙・梅津 真道・下地 博子(栃木県弁護士会)

症例報告 その2

全身麻酔から覚醒する患者の観察を怠った結果、麻酔薬によって呼吸中枢が抑制され、低換気、低酸素血症に陥り、低酸素脳症を発症し、その後死亡した事例

横田 由美子・関 健太郎・福岡 秀哉・中田 勝也(茨城県弁護士会)

症例報告 その3

心房中隔欠損症に対する体外循環装置を用いた欠損孔閉鎖術の際に、心筋保護液回路のエアートラップから空気が流入し、心筋障害によって患者が死亡した事例

堀 康司(愛知県弁護士会)

寄 稿

薬害イレッサ訴訟 -最高裁判決を受けて

水口 真寿美(東京弁護士会)

情報センター日誌

産科医療補償制度・再発防止に関する報告書(第3回)公表される

園田 理(愛知県弁護士会)