センターニュース2015年7月号

2015年7月1日発行 通巻328号 

ドクターインタビュー

人間はみな平等~地域の患者さんと向きあって

宮崎生協病院 副院長・外科科長

山岡 伊智子 さん

国民皆保険制度とコストの低さで世界では優等生と言われる日本の医療制度ですが、所得格差や地域格差が広がり、医療を受ける権利の空洞化も指摘されています。今回は女性の外科医として地域医療に一貫して携わってこられた宮崎生協病院の山岡伊智子先生に、地域医療の実情と医療安全管理を含む課題についてお聞きしました。

ききて 松田 幸子(宮崎県弁護士会)

弁護士リレーエッセイ

インフォームド・アセントの重要性~T君が先生をつねったわけは?

景山 智也(愛知県弁護士会)

症例報告 その1

下腿切断と保存の可能性についての争点

荒木 和男(東京弁護士会)

症例報告 その2

ステージⅣaの膵癌で、上腸間膜動脈に浸潤があるのに膵臓摘出手術を実施、酸素ボンベが空になる酸素供給停止の事故も発生して、結局は成人呼吸窮迫症候群等に陥って死亡した事例

大城 純市(沖縄弁護士会)

症例報告 その3

透析中に用いられたホットパックによって下肢に重度熱傷を負った事例

堀 康司(愛知県弁護士会)

医療事故情報センター総会記念シンポジウム報告

「新医療事故調査制度を展望する~真に医療安全につながる制度とするために」に参加して

三澤 太雅(横浜弁護士会)

情報センター日誌

中立性確保は十分?~支援団体へ向けての医師会の動向

園田 理(愛知県弁護士会)