2016年2月1日発行 通巻335号
ドクターインタビュー
だれのための医療か~医師としての矜恃
元 千葉県がんセンター手術管理部 麻酔科医
志村 福子 さん
志村福子先生のことは、報道を通じて知りました。千葉県がんセンターにおける問題状況を指摘された方です。
医療の世界における自浄作用、同僚評価の現状は不十分と思われる中、志村先生がどのような事実に対し、どのような思いで、どのようなプロセスを踏んで内部通報をされるに至ったのかをお聞きしたいと思いお話を伺いました。
ききて 加藤 良夫(愛知県弁護士会)
判決速報
リウマトレックス投与中止義務違反を認めたものの、PCP予防義務違反及びPCP鑑別・治療義務違反については否定した事例
松田 耕平・梶浦 明裕(第二東京弁護士会) 三浦 恵美(東京弁護士会)
症例報告 その1
腸管洗浄剤ニフレックの投与を伴う大腸内視鏡検査の実施が原因で、大腸穿孔、皮下気腫等を生じ、窒息死した事案
八木 倫夫(大阪弁護士会)
症例報告 その2
約2年間にわたり2型糖尿病に対するインスリン治療への移行等が行われず、糖尿病性網膜症、神経障害、腎症等を発症した事例
城田 孝子・橋本 乃亜(横浜弁護士会)
症例報告 その3
歯科医院にて歯内療法を受けた際、リーマーの破折断片が根管に残存されていた事実、及び、充填剤の上顎洞への浸入について説明が尽くされなかった結果、歯内感染の治療が遅れて抜歯を余儀なくされた事例
久保 晴男(愛知県弁護士会)
症例報告 その4
右冠状動脈狭窄に対し、心臓カテーテル治療を実施したところ、手技を誤り、ガイドワイヤーを解離腔に進めてしまった結果、らせん解離が生じ、最終的に心破裂となり、4日後に死亡した事例
森本 真仁(岐阜県弁護士会)
情報センター日誌
特定機能病院、承認要件見直しへ
松山 健(愛知県弁護士会)