2018年11月1日発行 通巻368号
ドクターインタビュー
人を診ることのできる地域の総合相談所として
那須温泉診療所 見川医院 院長
見川 泰岳 さん
栃木県那須町の温泉街を抜けた森の中にある「那須温泉診療所 見川医院」は、和風旅館を転用した診療所です。見川泰岳先生は、そこを「療養宿」と名付け、患者さんたちは、自分が癒えたと思えるときまで入院していることができます。先生の御父上の見川鯛山医師は、文筆家としても、また森繁久彌が演じた「山医者シリーズ」のモデルとしても知られた方であり、泰岳先生は、山医者としてのご遺志を受け継ぎながら、時代に合わせた地域医療の在り方を展開されています。2年前には近隣に、ターミナルケア付サ高住「文月庵」を開設されました。
ききて 品川 尚子(栃木県弁護士会)
弁護士リレーエッセイ
つくば医療問題弁護団の活動状況
唐津 悠輔(茨城県弁護士会)
判決速報
帝王切開術後、産婦の左下肢に腫れを認識しながら、深部静脈血栓症を疑わず、高次医療機関に転院の措置をとらなかったため、肺血栓塞栓症により死亡せしめたことに責任が認められた事例
成見 幸子(宮崎県弁護士会)・北川 貴史(神奈川県弁護士会)
症例報告
介護施設利用者が施設内を1人で移動中に転倒し頭部を負傷した事故につき、事業者側の過失を認め、事業者の損害賠償責任が肯定された事案
中村 善彦(大阪弁護士会)
第26回 弁護士のための医療過誤訴訟法講座報告
「医療訴訟の一般性と特殊性」を受講して
浦巽 香苗(札幌弁護士会)
情報センター日誌
医療広告規制Q&A
松山 健(愛知県弁護士会)