2009年1月1日発行 通巻250号
ドクターインタビュー
産科医の養成~臨床研修制度上の課題
前橋赤十字病院 第一産婦人科部長
山田 清彦(やまだきよひこ)さん
前橋赤十字病院に勤務される先生は、産科医療事故に関して率直なご意見をいただける貴重な協力医です。産科の現状など先生のご意見をお伺いしました。
ききて 吉野 晶(群馬弁護士会)
弁護士リレーエッセイ
患者側で受任する医療事件雑感
八木 正雄(大阪弁護士会)
症例報告 その1
バリウムの腸外漏出の発見が遅れS字結腸穿孔による敗血症で死亡した事例
青島 明生・菊 賢一(富山県弁護士会)
症例報告 その2
循環器内科医師が、背部に激痛を訴えた患者に対し、CT撮影を実施したが、急性大動脈乖離の兆候を見落とし、5日後に急性大動脈乖離を生じ、死亡した事案
大倉浩・平原興・岩本 憲武(埼玉弁護士会)
症例報告 その3
胎児心拍数の減少や遅発一過性徐脈が見られながら速やかに帝王切開がなされず、児が重症仮死状態で出生し、軽度発達遅延等の後遺障害を残した事例
園田 理(愛知県弁護士会)
TOPIC
第30回医療問題弁護団・研究会 全国交流集会報告
望月 直子・中根 祐介(愛知県弁護士会)
書 評
シリーズ 現代経済の課題 『医療経済論』
松山 健(愛知県弁護士会)
嘱託日誌
公的資金で損保会社が潤う?~産科医療補償制度の収支
園田 理(愛知県弁護士会)