2015年3月1日発行 通巻324号
ドクターインタビュー
新しい事故調査制度と大学病院の役割
岐阜大学医学部附属病院 副病院長
医療安全管理室長
村上 啓雄 さん
本年10月からの医療法に基づく事故調査制度の運用開始を控えて、各地の大学病院には、その地域における調査実施にあたって指導的役割が期待されます。そこで今回は、岐阜大学医学部附属病院における取り組みについてお話をうかがいました。
ききて 堀 康司・柄沢 好宣(愛知県弁護士会)
弁護士リレーエッセイ
「石川県医療事故相談センター」の設立
蕪城 哲平(金沢弁護士会)
判決速報 その1
腸間膜静脈閉塞症により死亡した症例
髙橋 智(札幌弁護士会)
症例報告
左目の白内障手術を受けた患者が、硝子体が脱出した状態で放置され、約1ヶ月半後に眼内炎を発症して左目失明に至った事例
羽柴 修・持田 穰・麻野 宏恵(兵庫県弁護士会)
判決速報
医療過誤訴訟「優華ちゃん事件」判決確定報告 生後1か月余の乳児死亡について、新生児期における産科クリニックの「先天性心疾患見落としの責任」が認められ、請求全額が認容されて確定した事例。なお、判決において、医師によるカルテの改ざんが事実上認められている。
澤藤 統一郎・安孫子 理良(東京弁護士会)
寄 稿 ニューヨーク視察報告その2
「ウェクスラー法律事務所を訪ねて」
高橋 智(札幌弁護士会)
第20回 弁護士のための医療過誤訴訟法講座報告
「担当弁護士から学ぶ医療過誤訴訟」を受講して
新倉 武(横浜弁護士会
情報センター日誌
検討会への患者側団体の意見・要望、相次ぐ ~検討会の議論状況を憂慮
園田 理(愛知県弁護士会)