2019年2月1日発行 通巻371号
ドクターインタビュー
非常時にも難病患者と向き合うために
国立病院機構 静岡医療センター 副院長
溝口 功一 さん
神経内科の専門医として、 日頃からALSなどの難病の患者さんやそのご家族と向き合っておられる溝口先生にお話をお聞きしました。また先生は、厚労省と共に「難病患者の災害対策に関する指針」の策定もされています。災害が多発する昨今、日常診療の枠組みを超えた重要な取り組みをなさっておられるのです。
ききて 青山 雅幸(静岡県弁護士会)
判決速報 その1
リハビリ病院入院中の高齢患者にⅣ度の褥瘡が発生し、終生治癒しなかったことにつき病院に責任が認められた事例
安原 幸彦(第二東京弁護士会)・伊藤 律子(東京弁護士会)
判決速報 その2
担当医師の「医療水準からのかい離の程度は甚だしい」等と判示しつつも、医師の注意義務違反と死亡との因果関係を否定し、患者が生存し得た相当程度の可能性の侵害による慰謝料として1500万円を認めた事例
齋藤 健太郎(札幌弁護士会)
判決速報 その2
人間ドックで発見された陰影が異常を示していたにもかかわらず、精密検査の受診を指示しなかったことによる検査代金及び慰謝料の責任が認められた事例
白鳥 努(鹿児島県弁護士会)
症例報告
胆のう結石手術直後に左下肢の麻痺が出現し、麻酔に関連して発症した脊髄梗塞でその原因は不明とされたが調停が成立した事案
向 和典(鹿児島県弁護士会)
特別寄稿
医師法21条に関する全国医学部長病院長会議の『発信』に対する意見書」について
木下 正一郎(東京弁護士会)
情報センター日誌
正確な情報発信に向けて
柄沢 好宣(愛知県弁護士会)