2021年7月1日発行 通巻400号
ドクターインタビュー
実践の積み重ねを明日の医療へ
神戸大学大学院医学研究科 内科系講座 小児科学分野 こども急性疾患学部門 特命教授
永瀬 裕朗 さん
患者さんの代理人として活動する弁護士にとって、小児急性脳症は非常に関心の高い事案のひとつかと思います。今回は、小児急性脳症の診療に取り組んでおられる永瀬裕朗先生にお話を伺いました。
ききて 柄沢 好宣(愛知県弁護士会)
判決速報 その1
下眼瞼除皺術後に兎眼を発症したことについて、過失を否定し請求を棄却した原判決を変更し、兎眼の発症が、医師が下眼瞼の皮膚を過剰に切除したこと及び術後の瘢痕拘縮に起因するものと推認し、皮膚の取り過ぎを避けるべき注意義務違反として認めた事例
今枝 隆久・近藤 信弘(愛知県弁護士会)
判決速報 その2
うつ病で認知機能が急速に悪化した高齢患者に対し、故意にうつ病に関する適切な治療をせず、骨折の疑いがあるのに骨折の診断をしないなどの不適切な診療により、患者が救急入院先で死亡した事案について、期待権侵害を認めた事例
八木 倫夫(大阪弁護士会)
判決速報 その3
脳動脈瘤の血管内治療(コイル塞栓術)にあたり、術中形成された血栓による血流低下に気が付かなかった医師の過失が認められた事例
齋藤 祐介(沖縄弁護士会)
医療事故情報センター総会記念シンポジウム報告
「これからの医療事故調査制度を考える-制度施行後5年を経て-」に参加して
小林 展大(神奈川県弁護士会)
TOPIC
センターニュース400号記念企画-ドクターインタビューを振り返る-
柄沢 好宣(愛知県弁護士会)
情報センター日誌
死因究明等推進計画、閣議決定される
松山 健(愛知県弁護士会)