2021年8月1日発行 通巻401号
ドクターインタビュー
医療事件の相談から医療訴訟をみる
宮城県立こども病院 副院長
白根 礼造 さん
白根先生は脳神経外科医として、小児医療に携わり、現在は宮城県立こども病院の副院長として病院の運営にご尽力されています。また全国の弁護士から相談を受け、医療訴訟へ関与されたご経験が多数ございます。今回は、先生が医師となった経緯や、小児医療の現状と問題点等についてお話をお伺いしました。
ききて 秋場 麗湖(仙台弁護士会)
判決速報 その1
刑事施設の被収容者が収容中に受けた診療に関する保有個人情報は、行政機関個人情報保護法45条1項所定の保有個人情報に当たらず、同法12条1項の規定による開示請求の対象となるとされた事例
浦城 知子・木本 茂樹・國井 敏明(東京弁護士会)
判決速報 その2
大学病院における眼科の白内障手術に関して、カルテの改ざんを認定し(独自の慰謝料肯定)、説明義務違反及び因果関係(全損)を肯定した事例
大森 夏織(東京弁護士会)・梶浦 明裕・飯渕 裕(第二東京弁護士会)
症例報告 その1
頸椎前方固定術中の硬膜・頚髄損傷により体幹の機能障害(坐位困難)等の障害を残した事例
寺本 ますみ・横山 貴之(愛知県弁護士会)
症例報告 その2
変形性股関節症に対する独自の術式及び術後療法により、多数の患者の股関節機能が増悪した事例
柴田 義朗・羽賀 康子(愛知県弁護士会)
情報センター日誌
医療的ケア児支援法成立~全国的実態調査もはじまる
柄沢 好宣(愛知県弁護士会)