2022年3月1日発行 通巻408号
ドクターインタビュー
外国人にも適切な医療を行き渡らせるために
小林国際クリニック 院長
小林 米幸 さん
日本国内には多くの外国人が生活しています。医療は専門性が高いうえに、医療保険制度も国によって様々であるため、言語や医療制度、文化的背景の異なる外国人患者に対する医療は、日本人とは異なる困難を伴うと考えられます。そのような外国人医療に、約30年間にわたり全力で取り組んでこられた小林米幸先生にお話を伺いました。
ききて 大辻 美玲(愛知県弁護士会)
判決速報
糸リフト術によって耳下腺管の屈曲狭窄と耳下腺萎縮等が生じた症例につき、判決で医師の手技ミスが認められた事例
五十嵐 裕美(東京弁護士会)・小池 良(第二東京弁護士会)
症例報告 その1
超音波ガイド下生検実施後に巨大肝被膜下血腫が生じたことについて、訴訟において病院側が責任を認め訴訟上の和解が成立した例
大石 剛史・菅沼 雄一郎(旭川弁護士会)
症例報告 その2
外来で大動脈解離を疑うべき症状を問診表で申述したにもかかわらず必要な検査を実施せず死亡を回避できなかった事例
大森 夏織・伊藤 祐介(東京弁護士会)
症例報告 その3
術中出血に対する管理を懈怠し輸血を遅延したために、閉創中に急変し2時間後に出血性ショックによって死亡した件
増田 聖子・横山 貴之・大楠 善和(愛知県弁護士会)
TOPIC
第30回弁護士のための医療過誤訴訟法講座報告 「脳血管障害の診断と治療の基礎」を受講して
古賀 大輝(佐賀県弁護士会)
情報センター日誌
各医療関係職種の専門性の活用
松山 健(愛知県弁護士会)