2025年2月1日発行 通巻443号
ドクターインタビュー
肺塞栓症予防を通じて見える医療の安全
地方独立行政法人東京都立病院機構 東京都立松沢病院・内科 医師
丸山 二郎 さん
今回、インタビューさせていただいたのは、「精神科で取り組む肺血栓塞栓症予防」(中山書店・2009年10月)の編者でもある丸山二郎先生です。肺塞栓症は、エコノミークラス症候群として世間の注目を浴びたのが約20年前のことであり、今でこそ各種ガイドラインが整備されてきていますが、昔はそうではありませんでした。肺塞栓症の予防・治療の歴史やそこから見えてくる医療の安全について、丸山二郎先生にお話を伺います。
ききて 柄沢 好宣・城田 健次(愛知県弁護士会)
症例報告 その1
糖尿病性ケトアシドーシスで救急搬送された患者に対し、ガイドライン基準の約15分の1のインスリン投与量にとどまった結果、12時間後に死亡させた事例
大木 一俊・品川 尚子・木村 将俊(栃木県弁護士会)
症例報告 その2
胎児機能不全(レベル4)に対し基準を逸脱した陣痛促進剤の増量を繰り返し、急速遂娩の遅れ、新生児蘇生の遅れにより、重症新生児仮死で出生した児が7か月で死亡した事例
森藤 暢子(大阪弁護士会)・富永 愛(医師・大阪弁護士会)
症例報告 その3
後医にカルテ開示を拒まれ、訴訟上の和解となった事例
谷 直樹(第二東京弁護士会)
Topic
第46回医療問題弁護団・研究会 全国交流集会報告「医療問題弁護団・研究会 全国交流集会」に参加して
吉村 和貴(第一東京弁護士会)
情報センター日誌
2025年、医療事故調査制度が10年を迎えます
柄沢 好宣(愛知県弁護士会)