総会記念シンポジウム

医療事故情報センターでは、毎年5月の総会の際に、医療過誤訴訟や医療安全をテーマとしたシンポジウムを毎年開催しています。

2025年

医療事故調査制度のこれから–制度運用開始から10年を迎えて–

 2025年5月31日(土)13:00-16:30 

 ウインクあいち 1101会議室にてオンライン併用開催

 

 2015年10月に始まった医療事故調査制度は、本年10月で運用開始から10年を迎えます。2025年1月末現在、3282件の医療事故が報告され、2892件の院内事故調査が行われました。医療事故調査・支援センターでは、「医療事故の再発防止に向けた提言」を第20号まで公表しています。

 このように、運用開始から一定の成果が認められる医療事故調査制度ですが、他方で、本来医療事故として報告されるべき事例が報告されない、院内事故調査が行われてもその検証が必ずしも十分とは言えないなど、様々な課題が指摘されています。

 本年の総会記念シンポジウムでは、運用開始から10年の節目を迎える医療事故調査制度をテーマに取り上げます。患者、患者側代理人、医療従事者それぞれの立場から、医療事故調査制度の現状と課題について報告いただき、よりよい制度とするために何が必要かを考えたいと思います。

プログラム

 

    総合司会 水 野   功 (医療事故情報センター常任理事)

  基調報告 増 田 聖 子 (医療事故情報センター副理事長)

       城 田 健 次 (医療過誤問題研究会幹事)

  第1部 パネリスト報告 –それぞれの視点からみる医療事故調査制度

     1.患者(遺族)の視点から

       宮 脇 正 和 さん (医療過誤原告の会会長)

     2.医療従事者の視点から

       深 見 達 弥 さん (島根大学医学部附属病院医療安全管理部教授)

       田 中 和 美 さん (群馬大学大学院医学系研究科医療の質・安全学教授)

     3.患者側代理人の視点から

       北海道、東京、兵庫、福岡等の各地の弁護士複数名からの報告

  第2部 パネルディスカッション –医療事故調査制度10年の課題と展望

      コーディネーター / 増田聖子 柄沢好宣(医療事故情報センター嘱託弁護士)

  総 括 柴 田 義 朗 (医療事故情報センター理事長)

2024年

医療事故・薬害の被害の救済と医療の安全 ~患者側代理人に期待すること

2023年

医療事故調査制度の課題 ~医療安全に資する制度となるために

 2023年5月27日(土)13:00-16:30 オンライン(Zoomウェビナー)開催

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2022年

医療における無過失補償制度を展望する

2021年

これからの医療事故調査制度を考える ー制度施行後5年を経てー

2020年

※新型コロナウイルス感染症拡大の影響により翌年に延期となりました。

2019年

医療事故調査制度はどうあるべきか-制度施行後3年の実情から考える-

2019年5月25日(土)13:00-16:30 ウインクあいち 1001会議室にて開催

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2018年

特定機能病院監査委員会の現状と課題~医療安全のために求められること

2018年5月26日(土)13:00-16:30 ウインクあいち 1001会議室にて開催

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2017年

医療事故調査はどう動いているか~医療事故調査制度の実情と課題 Part.2

2017年5月27日(土)13:00-16:30 ウインクあいち 小ホール1にて開催

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2016年

医療事故調査制度の実情と課題~運用開始から半年を経て

2016年5月28日(土)13:00-16:30 ウインクあいち 小ホール1にて開催

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2015年

新医療事故調査制度を展望する-真に医療安全につながる制度とするために-

2015年5月30日(土)13:00-16:30 ウインクあいち1001会議室にて開催

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2014年

公正な医療事故調査を求めて~「医療事故調査・支援センター」が果たすべき役割を考える

2014年5月31日(土)13:00-16:30 ウインクあいち小ホールにて開催

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2013年

医療版事故調、いよいよ法制化へ~中立・公正な調査のための制度設計とは~

2013年5月18日(土)13:15-16:30 ウインクあいち902会議室にて開催

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